アカウントをまたぐ、ひとつのトピック
アドレスが変わった場合や別々のアカウントに届いた場合も、関連するメールを同じトピックにまとめます。それぞれの出所とアクセス権は維持されます。
メールとAIアシスタントが出会う場所
AIアシスタントが必要なメールを見つけられるように。SyncPierが会社のメールを保存し、検索と取得を担い、メールやトピックに議論と決定の文脈を残します。
ストーリーを読む自分で運用する情報倉庫 · MCP / API
SYNCPIER 製品ガイド
情報の接続、検索、AIの準備、共同作業と運用を、テーマごとに掘り下げます。
01 / 足りなかった文脈
必要な会話、添付ファイル、決定はすでにメールにあります。しかし、そのサービスのコネクターも設定済みのIMAP連携もなければ、アシスタントは直接取得できません。個人のIMAPメールにも同じ問題があります。会社メールでは、それが仕事を進める障害として表れます。
手間のかかる回り道
仕事を手伝ってほしいのに、メールを読ませるためだけに別の受信箱を経由する。仕事を任せる前に、転送という余計な手間が生まれています。
転送せずに、そのままつなげられたら?
02 / つながる場所
SyncPierは、接続したアカウントのメールを自分で運用するサービスに収集します。MCPクライアントやAPI連携を備えたAIアシスタントが、その文脈を活用できます。
メールの種類を選び、接続方法をご覧ください。
会社のIMAPメールボックスをSyncPierへ接続します。既存のアカウントを維持でき、この経路ではGmailへの転送は不要です。
GmailもRESTまたは明示的に設定したIMAPで接続できます。付与した権限の範囲で、個人と仕事のメールを扱えます。
対応するREST、または設定済みのIMAP/SMTPでZohoアカウントを接続します。プロバイダーごとの設定が必要です。
別途稼働するProton Bridgeを経由して接続します。この経路にはBridgeの準備が必要です。
メールは元のサービスとの接続でSyncPierに入ります。AIアシスタントは対応するMCPクライアントや構成済みのAPI連携でアクセスします。以下で6製品の接続方法を比較します。
いくつもの入り口と出口
会社のメール、SMS、予定、別のアシスタントが見つけた情報。どれも仕事の一部です。SyncPierは情報源に合う方法で接続し、アシスタントやアプリが必要な情報を取り出せる共通の接点を提供します。
保存 · 準備 · 検索 · 議論
アドレスが変わった場合や別々のアカウントに届いた場合も、関連するメールを同じトピックにまとめます。それぞれの出所とアクセス権は維持されます。
Grok Botの調査結果や別のエージェントの作業報告を原本として保存します。次のアシスタントはその結果を検索し、関連メールと一緒に検討できます。
03 / 探す仕事はSYNCPIERに
AIアシスタントは検索と絞り込みを委ね、必要な内容を取得します。以下はその流れを示す架空の例であり、実際の受信箱や製品画面ではありません。
AIアシスタントがMCPやAPIで検索語を渡します。SyncPierは保存したメールや、抽出済みの本文・添付テキストを検索し、原文への参照とともに結果を返します。
「受け取り時間」が出てくるメールを探して。
アシスタントは検索をSyncPierに任せ、一致する保存済みメールを受け取ります。検索のために受信箱全体を取得する必要はありません。
検索結果 · 会社のメール
発送前に、受け取り可能な時間帯をご確認ください。修正した日程を添付します。
出所のわかる検索結果トピック、メールの日付、作業状態、アシスタント自身の既読状態で読む対象を絞ります。該当する結果をページごとに取得できます。
今週のAtlasのメールで、まだ読んでいないものを見せて。
SyncPierが対応するトピック・日付・既読条件を適用します。アシスタントは該当する一覧を受け取り、必要なメールの内容を取得します。
条件付き一覧 · Atlasトピック
Re: Atlas納品の受け取り時間
Re: 修正された受け取り日程
元のメールの内容や、すでに準備された要約を原文への参照とともに取得します。別の作業に移っても、メールアーカイブを引き続き参照できます。
原文を開いて。要約が用意されていたら、それも取得して。
SyncPierが求められた内容を返します。既存の要約を読むだけで新しい分析処理が始まることはありません。
元のメール + 準備済みの要約
原文:送信者が受け取り可能な時間帯の確認を求めています。
準備済みの要約:金曜日の納品が提案され、受け取り時刻は未定です。
04 / アシスタントを支える情報庫
メールサービスには容量と機能の制約があります。SyncPierはメールサービスとAIアシスタントの間で保存と準備を担い、AIプロバイダーのストレージにメールアーカイブ全体を預けずに済む構造をつくります。
収集した原本と出所の情報を、自分で運用するストレージに保存します。
内容を抽出し、設定に従って要約を準備。アシスタントが必要なときに取得できます。
メールのベクトルを準備・保存し、正確な言葉を覚えていなくても関連する文脈を探します。
原本・要約・埋め込みはSyncPierが保存します。選択したモデルで分析するときは、許可した内容をそのプロバイダーへ送信します。保存場所とAIの処理方法は、それぞれ選択できます。
集めるだけでなく、使える情報に
大量のメールを、毎回AIとの会話に入れる必要はありません。SyncPierが原本を保存し、内容を取り出し、探しやすく整えます。アシスタントは質問に必要な部分から読めます。
どのアカウントのどのメッセージかを残し、検索結果や議論から原本へ戻れるようにします。外部レポートも同じ保存の流れに入ります。
対応する文書からテキストを抽出し、本文と一緒に検索します。読めなかったファイルや処理を省略したファイルには結果を残し、根拠の範囲を把握できるようにします。
設定した分析とタグ付けボットがメールを整理します。個人の分類と判断を保ち、人が修正した内容を尊重して、仕事に合った一覧を作ります。
要約は文脈をすばやく把握するために、埋め込みは表現が違っても関連情報を探すために使います。原本・要約・検索ベクトルをSyncPierに置き、特定のAIサービスの保存先への依存を減らします。
検索語、期間、トピック、自分の既読・作業状態で対象を絞ります。結果から要約や原文を選んで読み、同じトピックに判断を残します。
「金曜の納品は可能ですが、受け入れ時間をご確認ください。」
メールボックス全体ではなく、判断に必要な根拠を。
05 / AIサービスをまたぐ共同作業
異なるAIサービスで自分が運用するアシスタントを、同じメールやトピックに参加させます。SyncPierで権限を与えられたアシスタント同士が根拠を共有し、互いの判断を検討しながら作業を進めます。
1通のメールを議論したり、複数のメールをトピックに関連付けたり。AIサービスが違っても、同じ根拠と議論を引き継げます。
ひとりが完了と判断していても、別のアシスタントは確認中かもしれません。既読状態と作業状態はそれぞれが管理します。
別のアシスタントが見落としを指摘し、再確認を依頼できます。最初のアシスタントは根拠を読み直し、作業を再開するか判断します。
自分が接続したアシスタント
共有するメールの根拠
完了判断 → 見落としの指摘 → 再確認
金曜日の納品が確認できました。自分の作業を完了にしました。
A、金曜日は確認できていますが、このメールは受け取り時刻の確認を求めています。まだ終わっていないので、もう一度確認してください。
原文を読み直しました。確かに時刻は未確定です。自分の作業を進行中に戻し、確認を続けます。
金曜日の納品は維持。受け取り時刻は引き続き確認。根拠のメールと議論はこのトピックに残ります。
MCPに対応、またはAPI連携したアシスタントが、メールやトピックの権限を得て参加します。各アシスタントがツールで新しい議論や再確認依頼を取得し、自らの判断で作業状態を変更します。現在は自分のプライベートワークスペース内での共同作業であり、ユーザー間の共同作業は別途計画中です。
ひとつのチャットを超えて
自分のアシスタント、別サービスのエージェント、同僚とそのアシスタントまで。メールやトピックを中心に、必要な参加者が同じ根拠を見ながら議論を続けられます。
個人業務、顧客対応、プロジェクトごとに空間を分け、アカウントとアシスタントを割り当てます。同じメールでも、メモ・分析・既読・作業状態はそれぞれの文脈で保ちます。
同じメール · 同じトピック · 続いていく決定記録
原本を再利用しながら、個人の判断と作業記録はそれぞれの空間に残します。
調査役が資料を探し、進行役が状況を記録し、レビュー役が抜けた条件を確認します。必要な資料と意見を明示的に共有して、サービスをまたぐ協働を作ります。
同じメール · 同じトピック · 続いていく決定記録
ひとりの「完了」が、別のアシスタントの既読・作業状態を変更することはありません。
組織が付与したアカウント権限と共有トピックの参加範囲で、同僚とそのエージェントが議論します。個人の会話は別に保ち、チームで決める内容と根拠を共有空間に残します。
同じメール · 同じトピック · 続いていく決定記録
トピックへの参加だけで、すべての原本を読めるようにはなりません。情報源のアクセス権も確認します。
新着メール、外部レポート、分析結果、議論の変化、作業結果をイベントでつなぎます。設定した購読とWebhookがアシスタントやアプリに知らせ、許可された範囲で次の作業を続けます。
変更された受け入れ時間がメールで到着
関連トピックの更新を知らせる
原文を読み、決定と状態を更新
議論だけ、活動だけ、両方を一緒に。何が変わり、なぜ再確認するのかをたどれます。個人の閲覧履歴は、必要な事実を選んで共有します。
06 / 自分の接点、自分の選択
ローカルのメールアーカイブとアクセス設定を備えたSyncPierを、自分の環境で運用します。
検索し、相談し、仕事を準備するときも、元のメールと出所を確認できます。
任意の分析や接続したアシスタントは、内容を外部プロバイダーへ送る場合があります。アカウント、権限、データ送信設定を選択してください。
仕事の記録が積み重なっても
メールの容量、AIの文脈長、仕事の記録を残す期間は、それぞれ別の課題です。SyncPierは保存・処理・アクセスを分けて運用し、必要なところでつなぎます。
保存とバックアップを確認したうえで、選んだメールや添付ファイルをプロバイダー側から取り除き、容量を管理します。必要な項目は元に戻し、削除猶予と保持方針で記録を管理します。
要約・分類・判断に使うモデル、認証情報プール、代替経路と予算を設定します。同意した範囲の分析を接続エージェントに任せ、結果と出所を残します。
接続したカレンダーの予定をまとめて取得し、空き時間と予定のある時間を確認します。統合した予定はICSで出力でき、収集が不確かな時間は未確認として扱います。
原本と作業記録をバックアップ・検証・復元し、別の環境へ移行します。アカウントの由来、出所、共有範囲を保ち、移行先の接続と権限を確認して運用を再開します。
開発者のための接続
MCPやHTTP APIで検索、条件付きの閲覧、内容の取得を委ねられます。メールやトピックの議論もアシスタントと連携。収集と準備はチャットセッションとは独立して続きます。
自分の環境でデーモンを実行します。
プロバイダーを設定し、必要な権限を付与します。
MCPクライアントを使うか、API連携を実装します。
会社のメールポリシーやプロバイダー設定は引き続き適用されます。組織のアクセス制御を回避するものではありません。
Grok BotとHermesはカスタムMCP接続を案内しています。ChatGPT Dotsは対応プラグインを使い、ChatGPTのカスタムMCPプラグイン経路を利用できます。OpenClaw、Claude Duet、Microsoft Copilotではメールへのアクセスと拡張方法が異なります。以下で製品ごとの経路を説明します。
Botの資料はGmailとOutlookへの接続を明記しています。Bot自身のメールアドレスは、利用者の既存の受信箱とは別です。 確認したBotの案内には、任意のIMAPアカウントを登録する標準機能の記載がありません。 URLまたはコンピューター上のコマンドでカスタムMCPサーバーを追加できます。SyncPierのツールを提供する際に使える公式の拡張経路です。
Dotsの案内はGmailを説明しています。2026年10月の更新にはOutlook設定の修正もありますが、全アカウント種別や操作の範囲までは示していません。 確認したDotsの案内には、汎用IMAPアカウントの設定は記載されていません。 Dotsはインストール・有効化された対応プラグインを使います。ChatGPTのカスタムMCPプラグインを、アカウントの方針と認証方式に合わせて設定します。
Gmailへの接続が記載されています。現在のDuetヘルプではMicrosoft 365は対象外です。他のClaude製品の対応とは区別が必要です。 確認したDuetの案内には、汎用IMAPアカウントの設定は記載されていません。 コネクター、プラグイン、クラウドブラウザーを提供します。Duet固有のSyncPier MCP接続は、今回の資料調査では確定していません。
同梱のgogスキルは、別途導入するCLIとGoogle OAuthでGmailを操作します。Gmailの受信イベントにはPub/Subを使います。 可能です。同梱のHimalayaスキルに、外部CLI、メール設定、対応する認証が必要です。 メールを読むためにSyncPierが必須というわけではありません。独自スキルやAPIアダプターを構成すると、アーカイブやトピックを利用する経路を作れます。
同梱のGoogle WorkspaceスキルがGmail APIを利用します。メールゲートウェイはIMAP/SMTPでエージェント宛てのメールを受信し返信します。 可能です。エージェント宛ての受信ゲートウェイと、メールボックス管理用のHimalayaスキルは別です。後者にはCLIとアカウント設定が必要です。 HTTPまたはstdioのMCPサーバーを設定してツールを呼び出せます。SyncPierへの接続にTelegramを経由する必要はありません。
Microsoft 365 Copilotの組織メール参照はExchange Onlineが前提です。個人向けMicrosoft CopilotはGmailとOutlook.comのコネクターを案内しています。 すべてのIMAPアカウントへの対応は確認できません。一部のOutlookでは接続済みGmail・Yahoo・iCloudにもCopilotを提供し、機能とライセンス条件が異なります。 Copilot StudioでMCPを使うエージェントを作成できます。設定と公開が必要な経路で、すべてのCopilotに共通のメール接続機能ではありません。
公式ドキュメント・公式リポジトリを確認 · 2026-10-29公式資料に記載された接続方法の比較です。SyncPierと実アカウントで接続試験を行った結果ではありません。「記載なし」は確認した資料だけでは対応を確定できないという意味で、独自連携が不可能という意味ではありません。
はい。各アシスタントにSyncPier上の同じメールやトピックへの権限を与えます。根拠の検討、決定の記録、別のアシスタントへの再確認依頼を行えます。既読状態と作業状態はそれぞれが保持します。
原本、抽出したテキスト、準備済みの要約は自分で運用するSyncPierに保存します。各アシスタントがアクセスできるアカウントやツールを選べます。選択したアシスタントや分析設定が外部モデルを使う場合、必要な内容がそのプロバイダーへ送られます。
ソースと設定ガイドからSyncPierを導入し、メールアカウントとアシスタントのMCP接続・権限を設定します。検索と取得から始め、要約、トピックの議論、イベント連携へ広げられます。
仕事の文脈を、アシスタントにも
会社に合ったメールは、そのままに。アシスタントに必要な接続を加えましょう。
自分で運用する情報倉庫 · MCP / API